小沢の体調不良から逝去・番組の終了
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「小沢昭一の小沢昭一的こころ」の記事における「小沢の体調不良から逝去・番組の終了」の解説
2012年9月24日から、小沢が長年患っていた前立腺がんによる体調不良で入院したことにより、40周年特別企画として過去の傑作選を放送。同日の番組冒頭ではナレーションの藤田恒美が小沢の体調が優れない旨と傑作選放送のコメントを述べた。11月16日は自宅で収録された小沢のメッセージを放送した(収録日:同5日)。メッセージは以下の通り(一部は、小沢死去の際マスコミでも伝えられた)。 (藤田恒美の声で)「ここでお休み中の小沢昭一さんから届いたメッセージをご紹介します。」「私、小沢昭一、ちょっと体の調子が悪くて、今お休みを頂戴して居ります。番組が始まって、もう40年にもなるんですが、これだけ長い間やっておりますと、この番組は身体の一部のようなものでありまして…。お休みしている今は、もうこころにポッカリと穴が開いているような、そんな空(くう)な感覚もあるんですね。ですから早く元気になって、このこころの空(くう)の穴を皆さんと埋めていきたい。そう思うんであります。宜しく…。また明日のこころだぁ!!」 同年12月10日に小沢は死去。同日、本来であれば本番組傑作選の放送が予定されていた『大沢悠里のゆうゆうワイド』(8:30 - 13:00)内の該当時間帯(12時台)では、内容を変更。『ゆうゆうワイド』のパーソナリティである大沢悠里が小沢の訃報を伝えるとともに永六輔と毒蝮三太夫が生放送で電話出演し、追悼として2011年7月4日に小沢がゲスト出演した「お昼のスーパートーク」の放送回の一部が放送された。なお、キー局のTBSラジオでは以後の番組の取り扱いを「現在のところ決定していない」としたほか、追悼特別番組を検討中であることを発表した。 翌11日には、同日から同14日までは追悼コーナーを放送すること、14日の第10415回(10日放送分は休止となったため、実際には10414回)をもって最終回とすることが報じられた。追悼コーナー初日は、前年6月放送分の編集版として「ハーモニカについて考える」が放送された。そして、14日まで傑作選が放送され、10414回でTBSラジオの放送は終了した。 最後の新作となった2012年9月21日放送分までの回数は10355回だった。TBSラジオでは12月10日(テーマ「大百貨店について考える 第1話」=2010年放送)の放送を休止したが、一部のネット局では予定通り放送したほか、公式ウェブサイトでの配信も行われた。 TBSラジオでは12月14日放送分を持って最終回としたが、ネット局は各局で終了日が異なるものの概ね引き続き傑作選を放送し、12月28日までに全ネット局での放送を終了。40年の歴史に幕を下ろした(後述も参照)。また、番組公式ウェブサイトでのオンデマンド配信も、一部ネット局にあわせ傑作選を配信した。
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