小川軽舟とは? わかりやすく解説

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小川軽舟

小川軽舟の俳句

泥に降る雪うつくしや泥になる
虚子の忌の笛方の鳶高くあり
 

小川軽舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/29 01:03 UTC 版)

小川 軽舟(おがわ けいしゅう、1961年2月7日 - )は、日本の俳人

経歴

本名は小川浩昭(おがわ ひろあき)。千葉県千葉市生まれ。1984年東京大学法学部卒業、日本開発銀行(現:日本政策投資銀行)に入行、全国あちこちに転勤する。

2011年、大阪阪神電鉄に転籍。2024年現在、常務取締役

東京大学卒業後に山本健吉の『現代俳句』を読んで俳句を志し、1986年に「」に入会、藤田湘子に師事。この際に李白七言絶句早発白帝城』中から取った「軽舟」を号とした。

1999年、退会した小澤實の跡を継いで「鷹」編集長就任。2001年、第一句集『近所』により第25回俳人協会新人賞[1] 2004年、『魅了する詩型 - 現代俳句私論』で第19回俳人協会評論新人賞[2]2005年、湘子の死去により「鷹」主宰を引き継ぎ、高柳克弘を編集長に就任させる。その後の句集に『手帖』(2008年)、『呼鈴』(2012年)。『朝晩』(2019年)で第59回俳人協会賞受賞。『無辺』(2022年)で第57回蛇笏賞受賞。評論に昭和30年世代の俳人を論じた『現代俳句の海図』(2008年)がある。『名句水先案内』で第39回俳人協会評論賞受賞。代表句に「名山に正面ありぬ干蒲団」「ソーダ水方程式を濡らしけり」「偶数は必ず割れて春かもめ」「死ぬときは箸置くやうに草の花」などがあり、句風は丁寧・着実と評される。

2007年より毎日俳句大賞選者、2010年より田中裕明賞選考委員、2011年より毎日新聞俳壇選者をそれぞれ務める。

著書

句集

選集

  • ベスト100 小川軽舟(ふらんす堂、2010年)

アンソロジー

  • 超新撰21(邑書林、2011年)

評論・鑑賞・入門書

  • 魅了する詩型(富士見書房、2004年)
  • 現代俳句の海図(角川学芸出版、2008年)
  • 藤田湘子の百句(ふらんす堂、2014年)
  • ここが知りたい! 俳句入門 上達のための18か条(角川学芸出版、2014年)
  • 俳句と暮らす(中公新書、2016年)
  • 名句水先案内 (KADOKAWA、2024年)

参考文献

脚注

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