田中裕明賞とは? わかりやすく解説

田中裕明賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 07:00 UTC 版)

田中裕明賞(たなかひろあきしょう)は、俳人・田中裕明の業績を記念し、詩歌中心の出版社・ふらんす堂が2009年に創設した俳句の賞。満45歳までの俳人が刊行した句集が選考対象で、自薦・他薦は問わない。自費出版や手製本での応募も可(電子版は不可)。選考委員は第1回より石田郷子(〜第7回)、小川軽舟岸本尚毅(〜第10回)、津川絵理子(第8回〜第10回)、四ッ谷龍(〜第10回)。第11回より佐藤郁良関悦史高田正子高柳克弘。選考の場では選考委員各自が出版に関わった句集はそれぞれ推さない形で行なわれており、第1回の受賞者は「鷹」所属の高柳克弘であったが、同主宰の小川軽舟はこれを推していない[1]。授賞式ののち、選考会の詳細や授賞式、記念吟行句会などの内容をまとめた小冊子が毎年ふらんす堂から刊行されている[2]

受賞者

第1回から第10回

  • 第1回(2010年)- 高柳克弘 『未踏』
  • 第2回(2011年)- 該当句集なし
  • 第3回(2012年)- 関悦史 『六十億本の回転する曲がつた棒』
  • 第4回(2013年)- 津川絵理子 『はじまりの樹』
  • 第5回(2014年)- 榮猿丸 『点滅』、西村麒麟 『鶉』
  • 第6回(2015年)- 鴇田智哉 『凧と円柱』
  • 第7回(2016年)- 北大路翼 『天使の涎』
  • 第8回(2017年)- 小津夜景 『フラワーズ・カンフー』
  • 第9回(2018年)- 小野あらた 『毫』
  • 第10回(2019年) - 該当句集なし

第11回から第20回

  • 第11回(2020年) - 生駒大祐 『水界園丁』
  • 第12回(2021年) - 如月真菜 『琵琶行』
  • 第13回(2022年) - 相子智恵 『呼応』
  • 第14回(2023年) - 岩田奎 『膚』
  • 第15回(2024年) - 浅川芳直 『夜景の奥』、南十二国 『日々未来』
  • 第16回(2025年) - 藤井あかり 『メゾティント』

脚注

  1. ^ 第一回田中裕明賞 選考委員の言葉
  2. ^ ふらんす堂 田中裕明賞関連書籍

外部リンク


田中裕明賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 17:04 UTC 版)

ふらんす堂」の記事における「田中裕明賞」の解説

創設の趣旨田中裕明顕彰し、俳句未来をになう若い俳人育て為の一助とするため。選考委員小川軽舟岸本尚毅津川絵理子四ッ谷龍敬称略50音順賞田中裕明賞(1名) 正賞万年筆副賞賞金10万対象句集選考経過報告選考会授賞式様子吟行会など田中裕明賞の全てをまとめた冊子『田中裕明賞』を毎年刊行している。◆受賞句集一覧2010年 第1回高柳克弘句集未踏』(ふらんす堂2011年 第2回該当句集なし2012年 第3回関悦史句集六十本の回転する曲がつた棒』(邑書林2013年 第4回津川絵理子句集はじまりの樹』(ふらんす堂2014年 第5回榮猿丸句集点滅』(ふらんす堂)、西村麒麟句集』(私家版2015年 第6回鴇田智哉句集『凧と円柱』(ふらんす堂2016年 第7回北大路翼句集天使の涎』(邑書林2017年 2017年 第8回小津夜景句集『フラワーズ・カンフー』(ふらんす堂

※この「田中裕明賞」の解説は、「ふらんす堂」の解説の一部です。
「田中裕明賞」を含む「ふらんす堂」の記事については、「ふらんす堂」の概要を参照ください。

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