寿文庫とは? わかりやすく解説

寿文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 17:38 UTC 版)

尾鷲市立図書館」の記事における「寿文庫」の解説

尾鷲市には、市民から募金集め、それを資金図書購入して図書館寄贈する「寿文庫運営委員会」がある。同委員会1966年昭和41年)に紀北信用金庫理事長務めた土井周平が、当時尾鷲市厄年男女厄祓いとして料亭旅館派手に散財した寺社お金ばらまいたりしていた風習替えて図書館蔵書充実させるために使おう呼びかけ設立したのであるばらまかれ金銭子供拾い集め大金手にすることが健全育成ふさわしくないと見なされたことも背景にある。こうした経緯始まったことから、主として厄年の人に募金呼びかけなされてきたが、尾鷲市人口減に伴う厄年対象者減少により集まる募金額も減少してきたため、2015年平成27年)の文庫創設50周年機に喜寿米寿などの「祝い年」の高齢者にも寄付呼びかけるようになった。 同委員会尾鷲市立図書館事務局を置き、毎年厄祓い時期である1月5日から3月12日にかけて募金求める。募金図書館のほか、尾鷲神社尾鷲市内の5寺で受け付ける。集まった募金は、通常の図書館予算では購入難し高額図書リクエスト図書購入充当される。寿文庫には2017年平成29年)までに6,090人から計2262万円寄付集まり12,000冊を図書館寄贈した。寿文庫の資金購入され図書には、厄年の「Y」を取ったYマーク」を貼付し、「第N回寿文庫」と記され蔵書印押して通常の購入図書見分けがつくようにしている。 寿文庫運営委員会委員任期2年17人おり、尾鷲市地域団体代表者図書館利用者厄年の人で構成される委員再任妨げられていないため、長年わたって委員務める人もいる。厄年委員は、同年齢の人に寄付呼びかける役割を担う。

※この「寿文庫」の解説は、「尾鷲市立図書館」の解説の一部です。
「寿文庫」を含む「尾鷲市立図書館」の記事については、「尾鷲市立図書館」の概要を参照ください。

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