対流熱伝達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 02:52 UTC 版)
「対流」および「熱伝達率」も参照 流体が流れる場合に、その保有するエネルギーが流体とともに運搬されるために生じる伝熱現象は対流熱伝達と呼ばれる。対流熱伝達では流体の持つエンタルピーの移動も関係してくるのが特徴である。対流熱伝達には必ず熱伝導と放射のいずれか一方または両者が同時に存在しており、対流を伝熱の基本形態に含める場合と含めない場合がある。ニュートンの冷却の法則により次式で表される。 q = h ( T f − T s ) {\displaystyle q=h(T_{f}-T_{s})} ここでqは熱流束(単位時間に単位面積を横切って移動した熱量)、hは熱伝達率、Tfは流体の温度、Tsは固体表面の温度。 対流熱伝達には強制対流熱伝達と自然対流熱伝達がある。強制対流熱伝達は、ポンプやファンなどの外部から与えられた流れにより起こる熱伝達である。自然対流熱伝達は、温度差より生ずる浮力による対流を通じた熱伝達である。
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