平板隔壁の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/03 20:26 UTC 版)
図のように固体隔壁を介して h と c の両流体間で熱が移動するとする。 流体 h と壁左面間は対流熱伝達で、壁面内は熱伝導で、 壁右面と流体 c 間は対流熱伝達で熱が移動するので、 伝熱量 Q は次式で表される。 Q = h h ( T h − T w 1 ) Q = k w δ ( T w 1 − T w 2 ) Q = h c ( T w 2 − T c ) {\displaystyle {\begin{aligned}Q&=h_{h}(T_{h}-T_{w1})\\Q&={\frac {k_{w}}{\delta }}(T_{w1}-T_{w2})\\Q&=h_{c}(T_{w2}-T_{c})\end{aligned}}} ただし、Th 、Tc 、Tw1 、Tw2 は 流体 h 、流体 c 、壁左面 、壁右面の温度であり、 hh 、hc 、kw 、δ は 壁左面の熱伝達率、壁右面の熱伝達率、隔壁の熱伝導率、隔壁厚さである。 これらより Tw1 、Tw2 を消去すると、次式となる。 Q = K A ( T h − T c ) {\displaystyle Q=KA(T_{h}-T_{c})} 1 K = 1 h h + δ k w + 1 h c {\displaystyle {\frac {1}{K}}={\frac {1}{h_{h}}}+{\frac {\delta }{k_{w}}}+{\frac {1}{h_{c}}}} 1 K = 1 h h + r 1 + δ k w + 1 h c + r 2 {\displaystyle {\frac {1}{K}}={\frac {1}{h_{h}}}+r_{1}+{\frac {\delta }{k_{w}}}+{\frac {1}{h_{c}}}+r_{2}} となる 。
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