対流圏波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 17:17 UTC 版)
地球の大気は上層ほど希薄なため、地表面から水平に放射された電波は大気中でわずかに下方に屈折して伝播する性質がある。また、気温や湿度の影響により大気中に屈折率の不連続面ができると、電波が不連続面で屈折・反射しながら伝播することがあり、異常伝播の原因となる(生じた伝播路をラジオダクトと呼ぶ)。ラジオダクトの発生によって極超短波が見通し距離をはるかに超えたり進路が曲げられて異常伝播することがある。
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