富山 - 平湯温泉線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 10:35 UTC 版)
「富山地方鉄道」の記事における「富山 - 平湯温泉線」の解説
富山県富山市と岐阜県高山市の平湯温泉を結ぶ特急バス路線。濃飛乗合自動車と共同運行。高速道路を経由しないため高速バスではなく特急バスとされており、予約不要。富山駅前 - 猪谷間のみの乗車はできない。他の高速路線と異なり、地鉄担当便では中型観光タイプの車両のほか、9人乗りの小型車両が用いられる。この小型車はタクシーと同様の普通二種免許で運転可能なことから、他業種からの転職者や事務担当社員を活用し、運行に必要な乗務員の確保を目的に導入された。 もとは路線バスの[ 30 ] 神岡行。路線車で県境を越えて岐阜県まで足を伸ばす富山地鉄最長の一般路線だった。当時から濃飛バスとの共同運行が行われており、特に濃飛担当便は当時から中型観光タイプの車で富山県内では停車する停留所を絞る「特急」バスとして運行されていた。2005年7月10日、高速バスに準ずる現在の形態での運行を開始。2008年4月1日にはいったん全便が高山行に変更となる。平湯温泉方面へは代替として、途中の濃飛バス神岡営業所から奥飛騨温泉郷方面への路線バスに接続する形をとった。2010年4月より、富山 - 高山線の一部便の行先を変更することで、かつて実施されていた奥飛騨温泉郷方面へのバスの直通を復活させた。前述の神岡営業所からは高山方面への路線バスが接続する。2012年4月1日に、富山 - 高山線については廃止し、富山 - 神岡間と富山 - 平湯温泉間の運行となった。2020年4月1日に、富山 - 平湯温泉間2往復(地鉄・濃飛各1往復)運行となったのち、2021年4月1日のダイヤ改正で濃飛バス担当便を含め路線廃止となった。 運行経路 富山駅前 - 総曲輪 - 富山市民病院前 - 西上袋 - 富山空港前 - 笹津 - 猪谷 - 茂住 - 濃飛バス神岡営業所 - 旧奥飛騨温泉口駅 - 栃尾温泉 - 新穂高ロープウェイ - 栃尾温泉 - 平湯温泉
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