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富坂聰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 06:24 UTC 版)

とみさか さとし

富坂 聰
生誕 1964年(60 - 61歳)
日本 愛知県
職業 ジャーナリストノンフィクション作家
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富坂 聰(とみさか さとし、1964年 - )は、日本ジャーナリストノンフィクション作家拓殖大学教授国家基本問題研究所企画委員[1]

経歴

1964年愛知県出身。1980年に単身台湾に渡る。中国語を勉強した後に、中国に留学。北京語言学院を経て、北京大学中文系に進む。1988年に北京大学中退後、週刊ポスト記者週刊文春記者を経て、2002年にフリージャーナリストとして独立。中国情勢や中国問題に関する取材を中心に、インサイドレポートを発表している。週刊文春の記者時代の同僚にジャーナリストの中村竜太郎がいる。

1994年、『龍の伝人たち』(小学館)により21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞受賞。文藝春秋、週刊文春、週刊ポストなどさまざまな雑誌メディアへの執筆活動の他、テレビ番組のコメンテーターも務める。2014年4月、拓殖大学海外事情研究所教授に就任[2][3]

主張

  • 中国崩壊論寄りであったが2012年頃に転向し、その後は中国崩壊論に批判的である[4]
  • 今日の香港、明日の台湾、明後日の沖縄」があったが、香港が呑み込まれてしまった現在では「今日の台湾は明日の日本」と言われるようになった[5]。ただし、リトアニアを例に出しこれは中国と台湾の経済援助対立であり、その意味で「反中のコスト」に関し、日本も考えるべきと主張した[5]
  • 中国のコロナ対策からは何も日本は学べず、日本は中国の情報も正しく伝わらないとしている[6]

著書

単著

  • 『「竜の伝人」たち 「天安門」後を生きる新中国人の実像』(1994年小学館
  • 『中国語大人の会話集』(1995年ナツメ社
  • 『北京「中南海」某重大事件』(1997年講談社
  • 『潜入 在日中国人の犯罪』(2001年文藝春秋文春文庫
  • 『苛立つ中国』(2006年、文藝春秋→文春文庫) 
  • 『中国という大難』(2007年新潮社新潮文庫
  • 『中国ニセ食品のカラクリ』(2007年、角川学芸出版
  • 『ルポ 中国「欲望大国」』(2008年小学館101新書) 
  • 『中国報道の「裏」を読め!』(2009年講談社
  • 『平成海防論 国難は海からやってくる』(2009年、新潮社)
    • 『平成海防論 膨張する中国に直面する日本』(2014年、文春文庫)
  • 『中国の地下経済』(2010年文春新書
  • 『日本に群がる! 中国マネーの正体』(2011年、PHPビジネス新書)
  • 『中国人民解放軍の内幕』(2012年、文春新書)
  • 『中国を毒にするも薬にするも日本次第 幼稚な反中感情を排した中国論』飛鳥新社 2012年
  • 『チャイニーズ・パズル 地方から読み解く中国・習近平体制』ウェッジ 2012年
  • 『中国の破壊力と日本人の覚悟 なぜ怖いのか、どう立ち向かうか』朝日新書 2013年
  • 『中国人は日本が怖い! 「反日」の潜在意識』飛鳥新社 2013年
  • 『間違いだらけの対中国戦略 日本人だけが知らない中国の弱点』新人物往来社 2013年
  • 『習近平と中国の終焉』角川SSC新書 2013年
  • 『中国の論点』角川oneテーマ21 2014年
  • 『中国汚染の真相 「水」と「空気」で崩れる中国』KADOKAWA 2014年
  • 『中国は腹の底で日本をどう思っているのか メディアが語らない東アジア情勢の新潮流』PHP新書 2015年
  • 『中国無秩序の末路 報道で読み解く大国の難題』角川oneテーマ21 2015年
  • 『中国狂乱の「歓楽街」』KADOKAWA 2015年
  • 『習近平の闘い 中国共産党の転換期』角川新書 2015年
  • 『日本人が知らない中国人の不思議な生活』海竜社 2016年
  • 『風水師が喰い尽くす中国共産党』角川新書 2016年
  • 『トランプVS習近平 そして激変を勝ち抜く日本』KADOKAWA 2016年
  • 『中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由 世界が見誤った習近平の冷徹な野望』ビジネス社 2017年
  • 『感情的になる前に知らないと恥ずかしい中国・韓国・北朝鮮Q&A』講談社 2018年
  • 『「米中対立」のはざまで沈む日本の国難 アメリカが中国を倒せない5つの理由』ビジネス社 2019年
  • 『「反中」亡国論 日本が中国抜きでは生きていけない真の理由』ビジネス社 2021年
  • 『それでも習近平政権が崩壊しない4つの理由』ビジネス社 2023年
  • 『人生で残酷なことはドラゴンズに教えられた』小学館新書 2025年

共編著

  • 『悪代官と宇宙ロケットのチャイナ 引き裂かれた「人民中国」の光と影』(2006年、洋泉社)共著:森一道、山本隆一、由井戸励
  • 『中国官僚覆面座談会 お人好し日本人フォーエバー!』(2008年、小学館)- 司会・構成
  • 『日中もし戦わば 緊迫シミュレーション』(2011年、文春新書)共著:マイケル・グリーン、張宇燕、春原剛
  • 『比較で読み解く中国人とインド人』中島岳志共著 講談社 2012年
  • 『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』保阪正康,東郷和彦,宇野常寛,江田憲司,鈴木邦男,金平茂紀,松元剛共著 角川oneテーマ21 2013年

翻訳

  • 郭源治『熱球 日本で愛され続けた台湾野球の風雲児が綴った「惜別の書」』(1997年、ザ・マサダ)
  • 欧陽善『対北朝鮮・中国機密ファイル 来るべき北朝鮮との衝突について』(2007年、文藝春秋)
  • 趙無眠『もし、日本が中国に勝っていたら』(2007年、文春新書)
  • 綾野『中国が予測する"北朝鮮崩壊の日"』(2008年、文春新書)

脚注

外部リンク




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