実行犯のその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:53 UTC 版)
「テルアビブ空港乱射事件」の記事における「実行犯のその後」の解説
詳細は「岡本公三」を参照 実行犯3名のうち唯一生存した岡本公三は、日本の警察から国際指名手配中だが、政治亡命先のレバノンのアパートでPFLPからの支援を受けて生活している。 岡本はイスラエルの裁判で終身刑となり収監後、1985年にパレスチナ側との捕虜交換で釈放され、1997年にレバノンで違法滞在容疑で逮捕されたが、2000年にレバノンへの政治亡命が認められた。レバノンの情報局は亡命要請を受けて岡本の行為を国内法に照らして検討して「イスラエルに対する合法的な抵抗(レジスタンス)」と判断し、その見解を身柄引き渡しを求める日本側にも伝えたという。PFLPは岡本を英雄視しており、身の回りの世話など支援を続けている。レバノンにはパレスチナ難民とその子孫が45万人暮らし、反イスラエル感情は現在も高い。岡本は2022年5月30日に首都ベイルートで開催された事件発生から50年の記念式典に支援者に付き添われて現れた。岡本は2000年に政治亡命を認めたレバノン政府から政治活動などを制限されているため、公に姿を現すことは極めて異例だが、発言する場面はなかった。
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