実写特撮映画
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詳細は「巨神兵東京に現わる」を参照 2012年(平成24年)7月から東京都現代美術館で開催され、その後全国を巡回した「館長 庵野秀明 特撮博物館 -ミニチュアで見る昭和平成の技-」にて、スタジオジブリ製作の短編映画『巨神兵東京に現わる』が特別上映された。企画は庵野秀明、監督は樋口真嗣、プロデューサーは鈴木敏夫、造型デザインは竹谷隆之。撮影はCGを使用せず、ミニチュア特撮で行われた。作者の宮崎駿からは、「ナウシカは出すな」という条件で製作の承諾を得たという。 本作に登場する巨神兵は肉体の崩壊を起こしておらず、光の槍や飛行能力も有した「完動品」と言えるものになっている。竹谷隆之によって新たにデザインが起こされており、形状は漫画版のものに近く、エヴァンゲリオンへの逆オマージュとも言えるものになっている。また、口内のプロトンビームの展開シークエンスなども細かく設定されているほか、巨神兵の恐怖を再現するために大きさがエスカレートしていったため、サイズが原作のものよりはるかに巨大となっている。 撮影用に制作された巨神兵は全長180cm程度のもので、着ぐるみなどではなく文楽人形のように後方から棒を介して操作するという手法が取られた。操作には最大で5人を必要とする。実際に制作されたものは1体のみであるが、劇中では合成によって複数の巨神兵が登場している。
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