実出動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 02:26 UTC 版)
一般的なイメージと異なり、SWATによる殺傷力の行使は比較的稀で、年平均3,000回以上の出動のうち、実際に発砲がなされたのは、全米でも36回程度である(ほとんどは犯人が自殺して事件は終わっている)。1986年から1998年までの間に、上記の1,183隊のSWAT部隊で15名の法執行官が負傷、2名が殉職した。 SWATは、突発事案の対処能力の高さから、創設時に主眼とされていた大量殺人などの警備警察的な事案に留まらず、麻薬取引や組織犯罪などとの関連が疑われる家宅捜索など、通常の捜査活動にも投入されるようになり、出動頻度は増加し続けている。これらの出動のなかには、本来SWATを投入すべきでない通常の警察活動が多く含まれていたとの指摘もあり、軍隊に類似した過度の攻撃性の発揮(警察の軍隊化)として批判されることもある。
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