完備性とは? わかりやすく解説

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完備性

読み方:かんびせい

名詞完備」に、接尾辞「性」がついたもの
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完備性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 05:42 UTC 版)

数学における完備性(かんびせい、: completeness)は、様々な場面においてそれぞれの対象に関して特定の意味を以って考えられ、またそれぞれの意味において完備(かんび、: complete)でない対象に対する完備化 (completion) と呼ばれる操作を考えることができる。complete は「完全」と訳されることもある。




「完備性」の続きの解説一覧

完備性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/22 08:33 UTC 版)

LF空間」の記事における「完備性」の解説

ケーテ減少定理により、[訳語疑問点]任意の LF-空間完備である。

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完備性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 09:58 UTC 版)

束 (束論)」の記事における「完備性」の解説

詳細は「完備束」を参照 半順序集合完備束 (complete lattice) であるとは、その任意の部分集合交わりと結びを持つときに言う。特に任意の完備束有界束である。有限束の準同型有限な交わりおよび結びしか保存しないが、完備束準同型では任意濃度交わりと結びを保つことを要請する任意の半順序集合はそれが完備半束であるならば完備束となる。この事実に関する面白現象として、このクラス半順序集合に対しては、いくつも準同型同時並行的に考えることができるということ挙げられる(つまり、それを完備束とみるか、完備結び半束とみるか、完備交わり半束とみるか、結び完備束とみるか交わり完備束とみるか、それぞれの意味での準同型考えうる)。

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完備性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 02:34 UTC 版)

一様空間」の記事における「完備性」の解説

定理・定義 (一様空間の完備性) ― 一様空間 ( X , U ) {\displaystyle (X,{\mathcal {U}})} に対し以下の2条件は同値である。 ( X , U ) {\displaystyle (X,{\mathcal {U}})} が以下の条件少なくとも一方(したがって両方)を満たすとき、 ( X , U ) {\displaystyle (X,{\mathcal {U}})} は完備であるという。 X上の任意のコーシーネットは少なくとも1つ極限を持つ X上の任意のコーシーフィルターは少なくとも1つ極限を持つ ここで収束は U {\displaystyle {\mathcal {U}}} が定め位相における収束である。 上で少なくとも1つ極限を持つ」という言い方をしているのは、 U {\displaystyle {\mathcal {U}}} が定め位相構造ハウスドルフでない限りネットフィルター収束の一意性保証されないからである。なお擬距離空間においては完備性は「コーシー列(=点列コーシーなもの)は少なくとも1つ極限を持つ」という事同値であるが、一般一様空間場合は必ずしも同値ではない。 定理・定義 (一様空間完備化) ― ( X , U ) {\displaystyle (X,{\mathcal {U}})} を一様空間とする。このとき完備一様空間 ( X ¯ , U ¯ ) {\displaystyle ({\bar {X}},{\bar {\mathcal {U}}})} と単射 ι   :   X → X ¯ {\displaystyle \iota ~:~X\to {\bar {X}}} が存在し単射 ι {\displaystyle \iota } によりXを X ¯ {\displaystyle {\bar {X}}} の部分集合とみなすと、 U {\displaystyle {\mathcal {U}}} が U ¯ {\displaystyle {\bar {\mathcal {U}}}} の部分一様構造になっているものが存在する。この X ¯ {\displaystyle {\bar {X}}} (と ι {\displaystyle \iota } の組)をXの完備化(英: completion)という。 さらに D ¯ {\displaystyle {\bar {D}}} を X ¯ {\displaystyle {\bar {X}}} 上の擬距離集合で D ¯ {\displaystyle {\bar {D}}} が定め一様構造が U ¯ {\displaystyle {\bar {\mathcal {U}}}} と一致するものとするとし、Dを D ¯ {\displaystyle {\bar {D}}} に属す擬距離をXに制限したものの集合とするとき、Dの定め一様構造は U {\displaystyle {\mathcal {U}}} に一致する上記定理条件を満たす X ¯ {\displaystyle {\bar {X}}} は必ずしも一意ではない。しかしXが定め位相ハウスドルフであれば一意である事が保証される

※この「完備性」の解説は、「一様空間」の解説の一部です。
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完備性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 09:23 UTC 版)

全順序」の記事における「完備性」の解説

全順序集合完備 (complete) であるとは、空でなく上界を持つ任意の部分集合上限を持つことをいう。例え実数全体の成す集合 R は完備だが、有理数全体の成す集合 Q はそうでない集合 X が完備となるような順序位相性質についての結果はいくつもある。 X 上の順序位相連結ならば X は完備である。 X が順序位相に関して連結となる必要十分条件は、それが完備かつ X に「ギャップ」がないことである(ここで「ギャップ」は X の適当な二点 a, b (a < b) に対して a < c < b を満たす点 c が存在しないことをいう)。 X が完備となる必要十分条件は、その順序位相に関する任意の有界集合コンパクトとなることである。 完備束を成す全順序集合はその順序位相に関してコンパクトである。実数からなる閉区間例え単位閉区間 [0,1] )や、拡大実数直線そういった例である。この二つ例の間には順序を保つ同相がある。

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完備性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 08:36 UTC 版)

コンパクト空間」の記事における「完備性」の解説

定義 ― 距離空間 X が完備であるとは X 上のコーシー列は必ず収束する事を指す。 詳細完備距離空間の項目を参照されたい。

※この「完備性」の解説は、「コンパクト空間」の解説の一部です。
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完備性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 13:59 UTC 版)

測度論」の記事における「完備性」の解説

可測集合 S が μ(S) = 0 であるとき零集合 (null set) という。測度 μ が完備 (complete) であるとは、零集合全ての部分集合が可測であることである。もちろん自動的に零集合自身が可測となる。 測度完備測度拡張することは簡単である。単純に可測集合 S と零集合の分だけ異な集合 S' たち(すなわち、そのような S と S' の対称差零集合である)をすべて合わせたものの成す完全加法族考えればよい。

※この「完備性」の解説は、「測度論」の解説の一部です。
「完備性」を含む「測度論」の記事については、「測度論」の概要を参照ください。

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