安西愈とは? わかりやすく解説

安西愈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/25 01:22 UTC 版)

安西 愈(あんざい まさる、1938年10月19日[1] - )は、日本弁護士・元官僚。安西法律事務所所長。イカイほか企業顧問を多く務める。元・中央大学教授香川県出身。専門は、労働法社会保障法(特に労働保険法)。中央大学法学部通信教育課程出身の生え抜き法曹の一人

略歴

この他、東京基督教大学神学部兼任講師、中央労働災害防止協会参与会議長、法務省司法書士簡裁訴訟代理等能力認定考査委員、厚生労働省特定社会保険労務士紛争解決手続代理業務試験委員なども務めた[3]

エピソード

  • 淺野高宏北海学園大学教授は安西・井上・外井法律事務所にかつて所属していた。
  • 使用者側の観点からの立場に立った労働法研究の論文を多く執筆。また、会社の人事担当職員・会社の管理職向けの文庫本も多く執筆。

主要著書

  • 『改正労災保険法による労災保険と民事賠償との調整』(労働法令実務センター、1981年)
  • 『改正労災保険と民事賠償調整の実務』(労働法令実務センター、1982年)
  • (井上克樹)共著『労働災害と損害賠償』(中央労働災害防止協会、1983年)
  • 労働者派遣法の法律実務』(上巻・下巻、労働調査会、1986年初版・2008年新版)
  • 『企業間人事異動の法理と実務』(中央経済社、1991年)
  • 『福祉・介護職場の法律相談Q&A』(編著、中央法規出版、1997年)
  • (中央労働災害防止協会)編『裁判例にみる安全配慮義務の実務』(分担執筆、中央労働災害防止協会、2002年)
  • 『労働条件の変更(基礎編)』(全国労働基準関係団体連合会、2003年)
  • 菅野和夫)(野川忍)と共編『実践・変化する雇用社会と法』(有斐閣、2006年)
  • (第一東京弁護士会労働法制委員会編)『管理職のための労働契約法労働基準法の実務』(分担執筆、清文社、2009年)
  • (第一東京弁護士会労働法制委員会編)『メンタル疾患の労災認定と企業責任 Q&Aでみる新「認定基準」と企業の安全配慮義務』(分担執筆、労働調査会、2013年)
  • (菅野和夫)(野川忍)共編『論点体系判例労働法 1~4巻』(第一法規, 2014年-2015年)
  • 木村恵子)と共著『実務の疑問に答える労働者派遣のトラブル防止と活用のポイント』(日本法令、2016年)

脚注

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.185
  2. ^ 以上につき山口浩一郎ほか共編「安西愈先生経歴」『経営と労働法制の理論と実務 安西愈先生古希記念論文集』中央経済社、2009.10、p.717以下
  3. ^ 上掲『経営と労働法制の理論と実務 安西愈先生古希記念論文集』p.717以下

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