宇宙ステーションの組み立て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 01:14 UTC 版)
「ケネディ宇宙センター」の記事における「宇宙ステーションの組み立て」の解説
1990年代初め頃に国際宇宙ステーション (ISS) の各モジュールの設計が始まると、ケネディ宇宙センターも他のNASAの研究開発拠点及び国際的な協力機関と協働して、それらをスペースシャトルに乗せて打ち上げる前に整備し、組み立てるために備えた。ケネディ宇宙センターは、これまでに22回のスペースラブのミッションをこなした実務経験を活かし、O&CビルディングでISSの組み立て作業に期待を集めた。これらの経験は宇宙ステーション整備施設(英語版) (SSPF) の設計に取り入れられ、1993年に施設の建設が始まった。宇宙ステーション部 (Space Station Directorate) が1996年に結成された。ケネディ宇宙センターの人員はステーション・モジュールの工場に組み込まれ、彼らの見識がその工程に役立てられた。 1997年から2007年までに、ケネディ宇宙センターはステーションのモジュールを地上で統合する試験と検査(英語版)の計画を立てて実行した。3つの適合性確認試験 (Multi-Element Integration Testing; MEIT) セッションと統合システム試験 (Integration Systems Test; IST) である。これによって、軌道上で行うのは困難、あるいはほぼ不可能と考えられる多くの問題が見つかり、修正された。 2015年現在もケネディ宇宙センターでは、軌道上で行う独自の実験を開発する傍ら、世界中から寄せられるISSのペイロードを、打ち上げる前に整理し、整備する作業を継続している。
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