学校の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 17:25 UTC 版)
初等教育はおもにゲールスコイル(Gaelscoil)、多宗派学校、国民学校などでおこなわれている。生徒の両親はそれぞれの児童にあった学校を選択することができる。 国民学校(National School)は1831年に導入された最も歴史の古い学校である。地区のカトリック司教や教区メセナのもとで構成される委員会により運営されている。アイルランドでは国民学校という言葉が初等教育を意味する場合もある。 ゲールスコイル(Gaelscoil)は20世紀後半にはいってから発展してきた学校である。アイルランド語で授業が行われるこれらの学校は、全国に設立されている。アイルランド語圏のアイルランド語国民学校とは異なり、ほとんどが教区メセナではなく、ボランティア組織の支援を受けている。 多宗派学校(Multidenominational school)も比較的新しい制度である。有限教育法人により経営されている。しばしば親の要求のために設立され、あらゆる宗教と背景の学生が歓迎される。多くは、自発的組織の後援を受けている。 2010年現在の学校種類別の割合は以下の通り。 学校種類生徒数合計の割合カトリックローマン 2,884 91.1% アイルランド聖公会 180 5.7% 多宗派 73 2.3% 長老派 14 0.4% 宗派間 8 0.3% イスラム教 2 <0.1% メソジスト 1 <0.1% ユダヤ教 1 <0.1% クエーカー 4 0.1% その他/不明 1 <0.1% 合計 3165 100%
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