妻:ブリジット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:46 UTC 版)
「エマニュエル・マクロン」の記事における「妻:ブリジット」の解説
2007年10月、24歳年上の女性であるブリジット(英語版)と結婚した。マクロンは29歳でブリジットは54歳であった。 ブリジットとの出会いはマクロンが15歳(10年生)のときに遡る。ブリジットは当時40歳で、マクロンの通う学校の国語(フランス文学)教師であった。またブリジットは既婚者で子供も3人おり、うち1人の娘であるローランスは、マクロンと同級生の女子生徒であった。マクロンは天才少年として知られており、ローランスは自宅で母のブリジットに「なんでも知っているクレイジーな少年がいる」とマクロンのことを紹介していた。 ブリジットとマクロンが初めて会ったのは、15歳のマクロンが学校劇『Jacques and his Master(英語版)』の主演を務めたときであった。ブリジットは演劇部の顧問でもあり、マクロンは演劇の脚本を書き直したいとブリジットに相談した。二人は脚本を書くために毎週金曜日に会うようになり、親密になっていった。ブリジットは「マクロンは10代の子供らしい話し方や行動をせず、大人と対等に接していた」「私は少しずつ彼の知性に魅了されていった」「私は自分が落ちていくのを感じた。彼もそうだった」とのちに語っている。 マクロンの両親は当初、マクロンが恋愛をしていることに気づいてはいたが、その相手はブリジットの娘のローランスだと考えていたという。ところが恋の相手がその母親であると知った両親は、ブリジットに「マクロンが18歳になるまで近づかない」ことを求めた。 両親とブリジットは苦悩し、マクロンへ「ブリジットと別れ、アミアンからも離れて、パリの名門学校アンリ4世校へ転校する」ことを命じた。だが、17歳だったマクロンはブリジットに「あなたが何をしようと、私は必ず戻ってきて、あなたと結婚する」と約束し、二人はキスを交わしたという。 パリとアミアンとの遠距離恋愛となった2人だったが、マクロンからの長電話によってブリジットの抵抗は少しずつ打ち破られた。ついにブリジットは離婚してパリで暮らすことを選んだ。「そうしなければ私の人生は失われてしまう」とブリジットは自分に言い聞かせたという。「愛はすべてを運んできて、私を離婚に導いた」とも語っている。 結婚した後、2017年4月に実施された大統領選挙の期間中も至る所でハグやキスを交わし、話題となった。
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