妻吉の証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 12:35 UTC 版)
妻吉は尼僧になってから著した自叙伝『堀江物語』の中で自ら事件の顛末を記述している。同書を紹介した小林正盛の著書『生かしあう道』によると、上記とはまた少し違った様相が浮かび上がる。妻吉は、萬次郎と先妻・八重にも、後妻・すえにも可愛がられ、3人を実の親同然に慕っており、あいこそが萬次郎を騙して妻のすえを追い出し、萬次郎の甥である明次郎と駆け落ちした妖婦としている。妻吉は、事件後も萬次郎の罪が軽くなるのであれば裁判所でもどこへでも行くと言い、裁判所でも「萬次郎を憎みません」と発言。監獄へも何度も面会に行き、のちには自らの庵で萬次郎と他の被害者たちの霊を弔う日々を送った。
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