天竜
天龍号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 08:42 UTC 版)
戦前、1935年(昭和10年)から1941年(昭和16年)頃まで、愛知電気鉄道が飯田線の前身となる豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道へ直通する観光臨時列車として「天龍号」が運行されていた。 1935年(昭和10年)4月10日に、神宮前駅 - 中部天竜駅間で行楽客向けに運転を開始した。この時は、愛知電気鉄道豊橋線の当初開業区間である伊奈 - 小坂井間の支線(後の名鉄小坂井支線・1954年廃止)を経由して運転していた(豊川線の開通は飯田線国有化後)。同社はその直後の8月1日に名岐鉄道と合併して名古屋鉄道(名鉄)となるが、臨時列車の運行は継続された。 使用される車両には、神宮前駅 - 吉田駅(現在の豊橋駅)間を走っていた愛電の最優等列車超特急「あさひ号」と同様に、天竜峡を描いたヘッドマークが取り付けられていた。 戦中の1941年(昭和16年)ごろ、行楽輸送が自粛されるようになったため運行を終了した。
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