天満橋阪急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 14:50 UTC 版)
第二次世界大戦中の戦時企業統合政策(陸上交通事業調整法)下で阪神急行電鉄と京阪電気鉄道が合併し京阪神急行電鉄が発足したため(1943年)旧・天満橋駅ビルの建物自体が旧・京阪電気鉄道から京阪神急行電鉄へと所有権が移り、1945年8月28日に解散した京阪デパートの建物を買収して1946年に同店跡に食堂付きの天満橋マーケットとして開業した大阪市内で2店目の店舗であった。 1947年に株式会社阪急百貨店を設立して阪急電鉄から独立したことに伴い、天満橋マーケットも阪急天満橋支店として新装開店した。 京阪電気鉄道の淀屋橋駅までの延伸工事の際に地下を新線が通過する為に解体が決まったため1961年に閉鎖して京阪電気鉄道へ建物を返還してその歴史に終止符を打った。 跡地には「京阪ビルディング」が建設され、松坂屋大阪店が日本橋から移転して1966年(昭和41年)10月1日に開業したが、川沿いで店舗拡張も難しく、休日の客が少ないオフィス街の立地では一度も黒字転換しなかった。数々の改装も行ったが、2004年(平成16年)5月5日に閉店した。跡地は京阪シティモールとなっている。 なお、松坂屋と同様の理由で当社も近隣への再進出を断念しているため、当店を除き、大阪市内では阪急百貨店が支店を展開したことはない。 「京阪デパート」も参照 「松坂屋#大阪店」も参照
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