大鉄砲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 02:02 UTC 版)
二十匁以上の弾丸重量を有するものでは、百匁クラスのものも存在する。こうした火器は、通常の弾丸の他に棒火矢(ロケット弾)などを射出し、攻城戦・海戦で構造物を破壊・炎上する為に用いられた。大鉄砲は大筒や石火矢との定義が明確に区別されていないため、しばしば三者が用語上混用される。傾向としては抱え大筒とも言われ、銃床とカラクリを用いた火縄銃の体裁を持つものを指すことが多い。射撃する場合、差火点火式・地上設置型である通常の大筒と異なり、反動は強烈であり、射手は射撃時に自ら転がることで反動を吸収する程であった。そのため命中の確実を期す場合は、地面に据えて擲弾筒のように撃ったり、射台に据えて用いた。
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