大型多細胞生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:57 UTC 版)
ロイヒ周辺の海中を主な生活圏とする海生生物は、火山活動がロイヒよりも活発ではない他の海山ほど生物種に満ち溢れているわけではない。ロイヒ周辺に生息する魚類ではアンコウ科の一種(Celebes monkfish)、および、ホラアナゴ科の一種の魚がこれまでで見つかっている。この海域で確認された無脊椎動物は、ここの熱水噴出口に固有な生物種、2種が含まれている。オハラエビ科(英語版)(Alvinocarididae)の一種、トウロウオハラエビ (bresiliid shrimp, 学名:Opaepele loihi)(1995年同定)、そして、シボグリヌム科の動物の仲間である。1996年イベントの後の潜航調査では、エビ類も、ワーム類のどちらもが発見できなかった。海底火山の噴火がこれらの種に持続的な影響があるかどうかは、これからの知見が待たれるところである。 1982年から1992年にかけての10年間、NURP(英語版)・ハワイ海底研究所(HURL)にいる研究者は深海探査艇の窓の外を泳ぐ魚の写真を撮影した。これらの魚類はロイヒ海山、ジョンストン島、およびクロス海山(英語版)周辺の深さ40 m (130 ft)から2,000 m (6,600 ft)にかけての深さを生息域にしているものであった。ロイヒで特定された少数の種には、ハワイで新しく記録された目撃例になったものがある。その中にはフサアンコウ科のホンフサアンコウ(英名:Tassled coffinfish ,学名:Chaunax fimbriatus)、それに、Celebes monkfishが含まれている。
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