外国からの好意的な評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:49 UTC 版)
バー・モウの評 ビルマ国(戦後成立したビルマ連邦とは異なる)首相バー・モウは自身の著書『ビルマの夜明け』の中で「歴史的に見るならば、日本ほどアジアを白人支配から離脱させることに貢献した国はない。真実のビルマの独立宣言は1948年の1月4日ではなく、(ビルマ国が独立した)1943年8月1日に行われたのであって、真のビルマ解放者は独立を承認したイギリスのクレメント・アトリー率いる労働党政府ではなく、東条大将と大日本帝国政府であった」と語っている。 レーリンクの評 東京裁判の判事の一人でオランダのベルト・レーリンクは著書『Tokyo Trial and Beyond』の中で東條について「私が会った日本人被告は皆立派な人格者ばかりであった。特に東條氏の証言は冷静沈着・頭脳明晰な氏らしく見事なものであった」と述懐し、また「被告らの有罪判決は正確な証言を元に国際法に照らして導き出されたものでは決してなかった」「多数派の判事の判決の要旨を見るにつけ、私はそこに自分の名を連ねることに嫌悪の念を抱くようになった。これは極秘の話ですが、この判決はどんな人にも想像できないくらい酷い内容です」と東京裁判の有様を批判している。 その他 イギリスのジャーナリストであるヘンリー・スコット・ストークスは、樋口季一郎、安江仙弘らと共に、多くのユダヤ人の人命を救い、アドルフ・ヒトラー(ドイツ)からの再三にわたる抗議に「当然な人道上の配慮」と一蹴した東條の功績は大きいと評している。
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