基本戦略の策定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 06:29 UTC 版)
「ウォッチタワー作戦」の記事における「基本戦略の策定」の解説
1942年3月14日、米軍統合参謀本部は大西洋・太平洋を巡る両洋作戦の基本方針を策定した。その中で太平洋方面では 米国領土、本土沿岸水域の確保 豪州及び付属島嶼とその地域と米国西海岸、パナマ間の海上交通路の確保 日本軍占領地に対する日本軍の活動封鎖、潜水艦や空母を用いた圧迫、攻撃消耗戦での日本軍の勢力減衰 インド・ビルマ・中国の防衛に対する限定的補助 が織り込まれた。このうちの米豪連絡線確保の予備行動としてオーストラリアに陸軍3個師団をサモア諸島を配下に置きフィジー島のスバ、ニューカレドニア島のヌーメアを連合軍の拠点とする一方で、トンガ諸島のトンガタプ島、ガダルカナル島の南東600浬のニューヘブリディーズ諸島エファテ島に策源地を築き、日本軍への戦略的反攻拠点を構築していった。
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