基本形式と拡張形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 07:22 UTC 版)
「ISO 8601」の記事における「基本形式と拡張形式」の解説
ISO 8601形式の時刻表記例基本形式20220622T124204+0900 拡張形式2022-06-22T12:42:04+09:00 基本形式(基本表記・標準表記)と拡張形式(拡張表記)の2種類の表記方法があり、いずれも日付と時刻をT記号で区切る。 基本形式は、日付と時刻の表記内には区切りを入れない。例えば、いま、年=YYYY(4桁の数字。グレゴリオ暦)、月=MM(2桁の数字。以下同様)、日=DD、時=hh、分=mm、秒=ssで協定世界時(UTC)よりも09時間00分早い日本のような地域であると仮定すると、基本形式では、 YYYYMMDDThhmmss+0900 となる。現地時刻は協定世界時にタイムゾーンの値を加減算した値になる。 拡張形式は、日付と時刻の表記内に区切りを入れ視認性を良好にした表記方法である。まず、年を表す4桁の数字の直後のハイフン (-) 区切りで、欧米等のローカルな年月日表記ではないことを明らかにする。続く月と日の表記をハイフン (-) で区切る。基本形式と同様に日付と時刻をT記号で区切り、時分秒の表記はコロン (:) で区切る。 末尾にUTCであればZ記号、他のタイムゾーンならばプラス記号 (+) あるいはマイナス記号 (-) で区切って続ける。拡張形式では、上記例の場合は、YYYY-MM-DDThh:mm:ss+09:00 となる。 年月日と時分秒の区切りの符号は、従来、「/」(2021/10/27)や「.」(2021.10.27)が使われることがあったが、日付については、「-」のみ、時刻については、「:」のみを使わなければならない。ただし、日本における元号を用いる場合は、JIS X0301に基づき、令04.10.27 または R04.10.27 のようにピリオドを用いる(#国家標準による拡張)。 日付と時刻の組合せにおいて基本形式と拡張形式との混在は許されず、どちらかに統一されていなければならない。 プログラミング言語の多くが拡張形式を処理する作りとなっている。基本形式にも対応するものは必ずしも多くない。
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