地方競馬の開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:01 UTC 版)
1953年に国営競馬の中京競馬開催が開始されると、同年10月8日から愛知県競馬組合が主催する地方競馬の中京開催も始まった。1985年までは年間7開催程度行われていたが、1986年に年間4開催に減り、さらに施設改修後の1994年には年間1開催に減少した。その後、売り上げが芳しくなかったこともあり1996年に開催を休止した。しかし、愛知県競馬組合が開催権保持の観点から1999年より正月に1開催行うようになったものの、2002年の正月開催を最後に中京での地方競馬開催は休止している。ただし開催権は引き続き愛知県競馬組合が保持しており、地方競馬全国協会でも地方競馬の競馬場のひとつとして明記している。2022年4月に名古屋競馬場が弥富市に移転したことから、名古屋市も豊明市と同様に中京競馬場の開催権を保持していることによって愛知県競馬組合の構成者たり得る状態になっている。 1971年から1995年までは全国の地方競馬で唯一、芝コースを使用してレースが行われていた。現在は名古屋競馬場のダートコースで行われている駿蹄賞や東海桜花賞のほか、1989年には中央・地方全国交流競走「名古屋市制100周年記念」(1990年からは地方全国交流競走「ターフチャンピオンシップ」に変更)も芝コースで行われていた。 中京開催を行っていたころは地方競馬招待を勝ったリュウアラナス、オールカマーを勝ったジュサブロー、テレビ愛知オープンを勝ったトミシノポルンガなど、中央の芝でも活躍した馬が多数いた。中央に移籍して活躍したステートジャガーやヒカリデユールのほか、オグリキャップも笠松所属時に芝の中京盃を勝っている。かつては笠松競馬に所属していた騎手の安藤勝己も中京の芝コースは乗り慣れていた。 現在、中京競馬場では名古屋競馬・笠松競馬開催時の場外発売のみ行われている。
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