地域寄席
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 21:23 UTC 版)
落語定席の復活がなかなか実現しない一方で、昭和40年代より地域に密着した勉強会や自主公演が盛んに行われた。これがいわゆる「地域寄席」であり、1972年(昭和47年)8月から1992年(平成4年)8月まで3代目桂米之助が主宰した「岩田寄席」(東大阪市)がその始まりとされる。 現在では、1974年(昭和49年)7月に始まった旭堂南陵主宰の「堺おたび寄席」(堺市、2005年3月に中断したが場所を代えて復活。講談と落語の会)と同年9月から続く「田辺寄席」(大阪市、桂文太と世話人会が運営)を最古参に、「もとまち寄席恋雅亭」(神戸市、世話人は桂春駒)、「桂米朝落語研究会」(京都市東山区、桂米朝一門主宰)「尼崎落語研究会」(尼崎市、桂米朝一門主宰)、「京都市民寄席」(京都市)をはじめ数多く行われ、上方落語普及と演者の修業の場として活発な活動を行っている。
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