地下道機能の維持から再開へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:54 UTC 版)
「ハルネ小田原」の記事における「地下道機能の維持から再開へ」の解説
地下街としての営業が終了した後は、地下道として通行可能な状態が維持されることになったが、光熱水費や警備、清掃などの施設管理費を小田原市が負担する形となった。この費用は初年度だけで約5800万円で、2012年(平成24年)度までに合計で約2億3000万円を負担している。 2007年(平成19年)6月の地下街としての営業休止の時点では、「地下街全体を一括して経営する企業」へ譲渡して民間の商業施設としての再開を目指すことを中心にしながら、公共的な利活用も視野に入れて検討を始めていた。 2011年(平成23年)2月に加藤憲一小田原市長が商業施設としての再開する方針を示し、2013年(平成25年)3月に再開する目標を発表した。 そして、土地の半分を所有するJR東日本と協議を進め、同社の子会社である湘南ステーションビルに再生計画の策定業務を2012年(平成24年)2月末納期で委託した。 ところが、2011年(平成23年)9月14日に開かれた小田原市議会の9月定例会本会議で実施設計委託料を削除した補正予算の修正案が可決されて同意が得られず、再開は延期されることになった。 その後、経済団体などとの意見交換を受けて追加の要望が出たことから、実施計画策定業務の納期を2013年(平成25年)3月29日に変更するなど、さらに計画が遅延していくことになった。 2013年(平成25年)12月11日に開かれた小田原市議会の12月定例会本会議で改修工事の請負契約議案が可決され、2014年(平成26年)1月下旬から同9月末までの予定で改修工事が行われることになった。 この改修工事では耐震補強や施設整備の改修・更新のほか、利用者の動線を改善するための小田原駅東口と直結するエスカレーターや搬入用エレベーターの新設などの施設の改善も含まれていた。
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