土器様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 00:22 UTC 版)
この細分化された編年で前宮殿時代に属するEMI、EMII、EMIII(初期青銅器時代)、MMIA(中期青銅器時代初期)のにおいて、EMIはピュルゴス土器と呼ばれる部分的に磨かれた装飾が見られる灰黒色の土器、または水差しが発見されることの多い白色に赤線が描かれたアイオス・オヌフリオス土器が代表となる。 EMIIはさらにAとBに細分化されており、Aの方ではクウマサ土器と呼ばれるアイオス・オヌフリオス土器が発展した彩文土器や刻文が彫られた灰色土器が見られる。それに対してBではヴァシリキ土器が多く見られる。このヴァシリキ土器はクレタ東部に多く分布しており、器の外面が磨かれ黒や赤の光沢がある斑が見られるのが特徴である。 EMIIIでは黒地に白で文様が描かれているが、この特徴はMMIAにも受け継がれており、MMIAでは赤色がこれに加わっている。
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土器様式
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この時代、カマレス土器と呼ばれる白、クリーム色、赤、オレンジ色で大胆に抽象的文様が描かれた土器が生まれる。また、MMIB期に入るとろくろが導入されたと想像されており、その技術はかなり向上している。これらの高い技術は宮殿の成立に伴って製陶が専門化されたことにより生まれたと考えられている。
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