圓楽門下へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 23:48 UTC 版)
彦六没後1年を経て、5代目圓楽門下に移ることとなるが、圓楽一門会は落語協会分裂騒動の末に東京の寄席から締め出されており、このことから周囲からは「バカだね。大企業を飛び出して、中小企業に行くなんて」と言われたこともあったが、圓楽が好きだったことに加えて「落語はどこでも勉強できる」という信念を持っていたため、移籍を決断した。 5代目圓楽の弟子としては香盤順は鳳楽に続く2番弟子となっているが、直弟子ではなく移籍組であり、自身と同じ移籍組の3番弟子の圓橘や4番弟子で直弟子では鳳楽の次である6代目円楽より5代目圓楽一門入りは後である。また、彦六門下で落語協会在籍時に真打に昇進したため、円楽一門会で真打に昇進した圓橘と6代目円楽の方が先に真打に昇進している。 圓楽からは、「酒を飲んでもいいから勉強しなさい」「米屋や酒屋は、お米やお酒を売る。落語家は“噺”で食べていく。人間は誰でも言葉をしゃべれるんだ。その言葉を生業にするなんてふてえ商売だ。だから勉強しなきゃダメだよ」と、よく言われたという。
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