国際化と21世紀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:22 UTC 版)
「インターネットの歴史」の記事における「国際化と21世紀」の解説
詳細は「インターネットガバナンス」を参照 1990年代以降、インターネットの統治と組織は商取引にとっても世界的重要性を持っている。インターネットの技術的側面を制御している組織は、古いARPANETを監督していた組織の後継組織と、ネットワークの日常の技術的側面において意思決定を行っている現行組織とがある。ネットワークの管理者として正式に認められている一方で、彼らの役割と決定は国際的に監視・反対されることで制限されている。そういった反対意見により、ICANNはまず2000年に南カリフォルニア大学との関係を断ち切り、最終的に2009年9月には長期に渡っていたアメリカ政府との協定の終了で自律性を増した。ただし、アメリカ商務省との契約上の義務は少なくとも2011年まで続いていた。インターネットの歴史は、多くの点でICANNが組織としてなす結果によって刻まれていくことになる。 インターネットに関連した標準を形成する役割において、IETFは場当たり的な標準化グループとして機能し続ける。例えば、APRANET時代から番号順に発行され続けている Request for Comments を発行し続ける。IETFの前身である GADS Task Force は、1980年代にアメリカ政府から資金提供されていた研究者のグループだった。最近では世界的な必要性による標準化が多く、例えばi18n作業部会は国際化ドメイン名の標準化などを行っている。インターネット協会はIETFを資金面で支援し、ある面では監督的役割も果たしている。
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