国防副長官職の歴史・変遷とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 国防副長官職の歴史・変遷の意味・解説 

国防副長官職の歴史・変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 01:44 UTC 版)

アメリカ合衆国国防副長官」の記事における「国防副長官職の歴史・変遷」の解説

現在の国防副長官職に当たる官職創設されたのは、1949年4月2日成立したPublic Law 81-36(第81連邦議会可決され一般法36号という意味)によってである。同法成立によって、国防長官に次ぐ第2位役職として「国防次官」(Under Secretary of Defense)のポスト新設され同年5月2日には初代国防次官としてスティーヴン・アーリー就任している。 同じように、現在の副長官職に相当するポストが「次官」として設置された例として、国務省における国務次官ポスト挙げられるが、国務次官ポストが「国務副長官」という名称に改められたのが1972年のことであるのに対し国防次官ポスト国防副長官という名称に改められたのはそれと比べて非常に早く次官職が創設されてからわずか4ヶ月後の1949年8月10日のことであった。この日可決されPublic Law 81-216(第81連邦議会可決され一般法216号)は、1947年制定され国家安全保障法修正する法案であったが、この中で国防次官職は国防副長官とその役職名改められた。この法案の成立により、初代国防次官として在任であったアーリー同日をもって初代国防副長官就任したその後しばらく国防副長官職について動きはなかったが、1972年10月27日成立したPublic Law 92-596(第92連邦議会可決され一般法第596号)において、「第二国防副長官」(Second Deputy Secretary of Defense)なる新しポスト設置された。 この「第二国防副長官」は、従来国防副長官とともに国防長官補佐し長官指示に従って任務に当たることとされていたが、第二国防副長官ポスト設置後しばらく空席の状態が続き1975年12月23日ジェラルド・フォード大統領任命によりロバート・エルズワース(Robert F. Ellsworth)が初めてこのポスト就任している。エルズワースその後1977年1月10日まで同職務めて退任しているが、後任者指名されなかった。その後1977年10月21日成立したPublic Law 95-140(第95連邦議会可決され一般法第140号)において、この「第二副長官」職は廃止され代わりに長官副長官に次ぐポストとして国防次官(Under Secretaries of Defense)職が設置された。以降現在に至るまで国防次官ポスト筆頭格である政策担当国防次官をはじめ担当職域ごとにポスト増設されるなどした結果、現在は5つ次官ポスト存在するが、第二国防副長官ポストが再設置されたことは一度もない。従って、エルズワース初代かつ唯一の第二国防副長官である。 なお英語版ウィキペディア本項ではエルズワース歴代国防副長官カウントしているため(2018-12-31T22:28:24の版)、エルズワース以降代数日本語版の本項とは1代ずれている。

※この「国防副長官職の歴史・変遷」の解説は、「アメリカ合衆国国防副長官」の解説の一部です。
「国防副長官職の歴史・変遷」を含む「アメリカ合衆国国防副長官」の記事については、「アメリカ合衆国国防副長官」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「国防副長官職の歴史・変遷」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

国防副長官職の歴史・変遷のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国防副長官職の歴史・変遷のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアメリカ合衆国国防副長官 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS