国鉄分割民営化とJR総連の結成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 22:00 UTC 版)
「日本鉄道労働組合連合会」の記事における「国鉄分割民営化とJR総連の結成」の解説
かつて存在した鉄道労働組合(鉄労)は国鉄における第3の勢力を持つ組合で、労使協調路線をとっていた。また、国労に次ぐ第2の勢力を持つ組合である国鉄動力車労働組合(動労)は鉄労とは逆にストライキなど激しい活動をする組合で、鉄労とは常に対立関係にある組合であった。 だが、国鉄分割民営化に至る一連の動きの中で、当初は反対の姿勢を示していた動労・全国鉄道施設労働組合(全施労)などは当局の工作や、世論の流れや組織防衛、また民営化に強固に反対する第1組合の国鉄労働組合(国労)潰しなどで、予てから労使協調の姿勢を保っていた鉄労と共に民営化に賛成・容認をした。こうして、民営化を控えた1987年2月2日、民営化賛成派の動労、鉄労、日鉄労、鉄輪会、社員労は全日本鉄道労働組合総連合会(鉄道労連。分割民営化後はJR総連)を発足させた。一方の国労は分裂を重ね、一気に少数組合に転落した。
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