国連軍の展開とは? わかりやすく解説

国連軍の展開

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 04:49 UTC 版)

カタンガ共和国」の記事における「国連軍の展開」の解説

首相ルムンバからの要請応じた国連安全保障理事会7月14日に、ベルギー軍コンゴ、主にカタンガから撤退するように要求する国連安保理決議143号を採択したルムンバはもし2日以内ベルギー軍撤退しない場合にはソ連サポート求めると述べて圧力を掛けた。国連迅速に対応してONUC編成された。最初ONUCは翌15日到着したが、その任務についてルムンバ国連の間に意見の相違があった。コンゴ軍の秩序崩壊していたので、ルムンバ武力カタンガ征服するためにONUCの力を利用したい考えていた。決議143号の文章参照したルムンバハマーショルドに「あなたの個人的な解釈反して、これらの文章からカタンガ反乱政府征服するために国連軍用いることが出来るのは明らかである」と訴え手紙送ったハマーショルド分離主義活動国内政治問題位置付けていたし、国連憲章第2章では武力介入禁止されていた。 国連7月22日国連安保理決議145号を採択してコンゴが「単一国家」であるべき断言しベルギー軍コンゴから撤退するようにより強く迫った8月9日採択した国連安保理決議146号でカタンガ存在について初め言及し内部紛争結果影響与えるものにならない再確認する一方でONUCカタンガ駐留認めた9月14日ジョゼフ=デジレ・モブツ起こした無血クーデターパトリス・ルムンバ失脚したその後逮捕されルムンバモブツによってカタンガ国家が首都を置くエリザベートヴィル送り込まれ1961年1月17日にチョンベらカタンガ政府閣僚3人の目の前でカタンガ憲兵隊の手処刑された。 ルムンバの死から1ヶ月後、1961年2月21日採択され国連安保理決議161号は悪化する人権状況対処して本格的な内戦の勃発防止するために、ONUC部隊武力行使を含むあらゆる措置講じる可能性認めたものであった同年11月24日米国ソ連一致採択され国連安保理決議169号ではカタンガ独立国家であるとの言い分を「完全に拒絶」して、「法と秩序回復維持においてコンゴ中央政府支援」するために、ONUC部隊あらゆる措置講じることを認めた

※この「国連軍の展開」の解説は、「カタンガ共和国」の解説の一部です。
「国連軍の展開」を含む「カタンガ共和国」の記事については、「カタンガ共和国」の概要を参照ください。

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