国連軍の反撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 15:47 UTC 版)
テーラー軍司令官の要請で視察に来た白善燁参謀総長は状況を確認すると、第8軍に補給を要請し、前任の経験豊富な師団長を呼び戻した。アメリカ軍第8軍と韓国陸軍本部はこれが最後の戦闘になると見て、すでに日本に引き揚げていた第187空挺連隊や第24師団の増派を急ぎ、予備の韓国軍第11師団(師団長:林富澤准将)、第22師団(師団長:朴基丙准将)を戦線に投入した。 国連軍の迅速な補給と増援により第2軍団は態勢を立て直し、東からは第10軍団の韓国軍第7師団、西から第9軍団の第3師団が中共軍の突破口の肩部に向かって攻撃を開始した。予備の韓国軍第11師団は中共軍の尖端に向け、西から第22師団が中共軍の右側背に攻撃した。反撃は順調に進展し、失地の半分ほどを奪回したところで停止を命じられた。中国・北朝鮮側が休戦会談を希望し、これに国連軍が応じたためであった。この時の戦線が現在の軍事境界線を形成した。
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