内戦の勃発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/18 14:16 UTC 版)
1899年1月、コーヒー豆の国際相場が暴落し、保守党政権は関税収益の減少を紙幣増刷で賄おうとした。その結果、国家財政は破綻し、不換紙幣の乱発によりインフレーションが加速、経済は混迷を極めた。 自由党の支持基盤であるコーヒー農家は各地で反乱を起こし、7月28日には自由党がサンタンデール県で反乱の動きを見せた。政府は戒厳令を布告したが、10月18日には自由党急進派のラファエル・ウリベ・ウリベ(スペイン語版、英語版)将軍、ベンハミン・エレーラ将軍、フスト・ドゥラン将軍らが蜂起し、千日戦争に突入する。 反乱軍はベネズエラから軍事援助を受け、12月には自由党軍が保守党政府軍を撃破。保守党は国民党と超党派連合を組み対抗し、一方、自由党穏健派は急進派との共闘を拒否した。
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