国立霞ヶ丘陸上競技場等とりこわし工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 22:07 UTC 版)
「フジムラ」の記事における「国立霞ヶ丘陸上競技場等とりこわし工事」の解説
「国立霞ヶ丘競技場陸上競技場#解体工事をめぐる遅延」も参照 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う新国立競技場建設のため、既存の旧国立競技場は解体されることとなり、日本スポーツ振興センター (JSC) は2014年5月、国立霞ヶ丘競技場陸上競技場等とりこわし工事について一般競争入札を行った。 2014年5月の第1回入札では参加資格が建設業者に限られ、北工区1社、南工区3社が入札に参加したが不調に終わった。そのためJSCは、2014年7月の第2回入札では入札の参加資格を建設業者に加え文部科学省の最高基準を満たした解体工事業者にも門戸を広げた。2014年7月17日に第2回入札が行われ、南北両工区とも株式会社フジムラが最低価格を提示した。 しかしJSCは入札結果を保留して株式会社フジムラを「特別重点調査」の対象とし、調査結果として7月25日に入札を無効とした。同日、株式会社フジムラはJSCに抗議し、落札できるよう書類不備修正を申し出たが聞き入れられなかった。 フジムラはこの結果を受け、8月28日に内閣府政府調達苦情処理対策室へ苦情処理申立書を提出、9月10日に内閣府政府調達苦情検討委員会により申立書が受理された。9月30日、内閣府政府調達苦情検討委員会はフジムラの苦情申立を認めた。交付された「報告書及び提案書」では、JSCが入札書および工事費内訳書の提出期限前に工事費内訳書を順次開封していたこと、ならびに入札者が提出した工事費内訳書の開封と並行して予定価格の決定に係る関係調達機関内部の手続を行っていたことは、調達過程の公正性および公平性ならびに入札書の秘密性を損なうものとして契約を破棄し、新たに調達手続を行うよう求める提言が出された。これにより第2回目の入札による契約は破棄された。 12月2日、第3回目の入札が開札され、フジムラは国立霞ヶ丘陸上競技場等とりこわし工事(北工区)を落札した。
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