国府津駅構内列車追突事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:45 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1949年以前)」の記事における「国府津駅構内列車追突事故」の解説
1946年(昭和21年)5月8日 1946年5月8日午前2時ごろ、東海道本線国府津駅に24分遅れで到着し、20分延発予定で停車中の1761貨物列車(EF10 5牽引、現車61両)に、 後続の臨時旅客3801列車(EF57 12牽引、現車9両)が、機関士および機関助士の居眠りが原因で場内信号の停止を見落とし激突(追突)した。 牽引のEF57形12号機は1761列車の後部貨車に乗り上げ、ついで左側に脱線転覆した。貨物列車の貨車は後部2両と、16両目を粉砕しほか7両が脱線した。この事故で貨物列車の後部車掌が即死し、3801列車の機関士と乗客6名が負傷した。 この事故で大破したEF57 12は修復されず1948年に除籍、事故廃車となった。 この事故の後、連合軍総司令部から特別指示(1.自動閉塞区間での緩急車の連結および車掌の乗務の省略の禁止、2.信号注視は機関士のみならず機関助士にも義務づけ、信号確認時には機関士、機関助士は信号の現示状態を喚呼応答すること、3.列車防護をブレーキ距離によって3種類に区別、4.列車監視は乗務員のみならず駅職員も行うこと)が出ている。
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