国体への出場
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「全国高等学校野球選手権大会に関するエピソード」の記事における「国体への出場」の解説
毎年この大会の代表校の中から選出された12校が、この大会終了後の9月か10月に各都道府県持ち回りで開く国民体育大会に出場する。出場校は開催都道府県の代表校、ベスト8以上の各校の他、概ね3回戦の敗戦校の中から地域性、試合内容などを考慮して決定する。07年より1都道府県1校に決定。よって08年神奈川から国体に出たのはベスト4の横浜のみでベスト8の慶応は出ていない。2015年は東京の早稲田実・関東一が共にベスト4となったが、勝利数の差(早稲田実が4勝、関東一が3勝)により早稲田実が選出された。なお、国体の高校野球競技は公開種目(軟式も同じ)であり、公式な天皇杯獲得ポイントには反映されない。 この大会では実質的な新人トーナメントとなる秋季高校野球都道府県大会・地区大会と同じく、新シーズンの甲子園出場を目指す1・2年生が中心となる場合もあるが、甲子園を湧かせた3年生の選手も事実上最後の全国大会としても出場することが大半であり、特にドラフトで注目を集める選手らは注目される存在となっている。 1992年(第74回大会)の星稜高校は、明徳義塾高校に2回戦(松井秀喜が5打席連続敬遠された試合)で敗戦したが特例で国体の出場が認められ、国体では決勝戦の最終打席で高校生活最後のホームランを放った松井の活躍もあり優勝を飾った。 なお、2006年(第88回大会)の国民体育大会(のじぎく兵庫国体)は、プロ野球公式戦の試合日程などの都合上、甲子園は使用せず、高砂市にある高砂球場で行われた。またこの年の国体決勝は、夏の甲子園決勝戦と同じ、駒大苫小牧-早稲田実業の対戦となりスタンドは満員札止め。朝日放送も、午後から録画中継でTV放送を行った。
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