四段階教授法(明瞭-連合-系統-方法)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 00:54 UTC 版)
「ヨハン・フリードリヒ・ヘルバルト」の記事における「四段階教授法(明瞭-連合-系統-方法)」の解説
「en:Herbartianism」および「ヘルバルト主義」も参照 ヘルバルトの著書『一般教育学』において、彼は教育を 教育の目的を倫理学に、 教育の方法を心理学に、 2つに分けて考え、教育の方法を心理学に基づく理論で展開した。 彼は、興味の『多面化』と『統一化』を目指し、脈絡と統一のある認識の過程を明らかにしようとした。そして、「専心」と「致思」の二段階を見出した。 「専心」と「致思」について 専心・・・一定の対象に没入し、他の対象を意識の外へ排除していく状態 致思・・・「専心」で得た表象を相互に関連づける精神作用 そしてそれをさらに静的と動的段階に分類した。 静的専心・・・明瞭 : 対象の限定によって意識の混乱を排すること 動的専心・・・連合 : 明瞭にされた対象をすでに習得させていた知識と結合、比較する 静的致思・・・系統 : 連合を経た知識を体系化 動的致思・・・方法 : 以上の段階を経た知識がほかの事象に応用可能になる ヘルバルトの教授理論は学習者の認識が深められ発展する過程を明確にとらえようとしたものである。その後、五段階教授へと発展。弟子のツィラーとラインによって五段階教育法へと発展していく。
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