喜連瓜破駅
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喜連瓜破駅 | |
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駅改札口(2008年頃) | |
きれうりわり Kire-Uriwari | |
◄T32 平野 (1.4 km) (1.3 km) 出戸 T34► | |
所在地 | 大阪市平野区喜連二丁目 |
駅番号 | T33 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
所属路線 | ●谷町線 |
キロ程 | 24.6 km(大日起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- | 10,581人/日(降車客含まず) -2022年- |
乗降人員 -統計年度- | 21,029人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1980年(昭和55年)11月27日 |
喜連瓜破駅(きれうりわりえき)は、大阪府大阪市平野区喜連二丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) 谷町線の駅。駅番号はT33。難読駅の一つとして知られている。敷津長吉線の終着駅となる予定である。
歴史
年表
- 1980年(昭和55年)11月27日:谷町線天王寺 - 八尾南間延伸時に開業する。
- 2005年(平成17年)2月1日:ICカード「PiTaPa」の利用を開始する。
- 2006年(平成18年)11月30日:駅構内の壁面工事が完了する。
- 2008年(平成20年)6月30日:駅の防火工事が完了する。
- 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅となる。
駅名の由来
工事期間中の仮称駅名は喜連駅(きれえき)だったが、当駅が喜連と瓜破の町界(駅北側が平野区喜連2丁目、駅南側が平野区瓜破2丁目)にあたることから瓜破側住人が反発。両者の境が摂津国(旧喜連村)と河内国(旧瓜破村)の国境であること、喜連も瓜破も古くからの由緒ある地名であること[1]も相まって議論は平行線を辿り、結局、『喜連』と『瓜破』を一緒にしてこのような駅名となった。なお、この両町名は難読地名として知られる。
駅構造
島式ホーム1面2線の地下駅である。改札口は1ヵ所のみ。八尾南方にY形折り返し線があり、平日のラッシュ時には都島行きの始発電車も運転される。夜間にはY形折り返し線に車両が留置される(八尾南から回送)。逆に到着後、八尾車庫へ回送される列車もある。
当駅は、平野管区駅に所属しており、駅長が配置され、当駅と出戸駅を管轄している。トイレは改札内のみ。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 谷町線 | 八尾南方面[2] |
2 | 天王寺・東梅田・大日方面[2] |
- 2006年夏以降に1番線ホームで駅舎壁面の改善工事大規模な工事が行われた[注 1]。1番線の工事終了後すぐに2番線も工事が開始されたが、完成は当初予定していた2006年9月より2ヵ月遅れとなり、同年11月となった。
- 2号出入口(2019年1月)
- ホーム(2019年1月)
利用状況
2020年11月10日の1日乗降人員は20,339人(乗車人員:10,258人、降車人員:10,081人)である[3]。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|---|---|
1990年 | 11月 | 6日11,506 | 11,426 | 22,932 |
1995年 | [注 2]2月15日 | 10,141 | 10,199 | 20,340 |
1998年 | 11月10日 | 10,341 | 10,395 | 20,736 |
2007年 | 11月13日 | 10,889 | 10,663 | 21,552 |
2008年 | 11月11日 | 11,355 | 11,066 | 22,421 |
2009年 | 11月10日 | 10,991 | 10,778 | 21,769 |
2010年 | 11月 | 9日10,517 | 10,369 | 20,886 |
2011年 | 11月 | 8日10,853 | 10,695 | 21,548 |
2012年 | 11月13日 | 10,649 | 10,429 | 21,078 |
2013年 | 11月19日 | 10,940 | 10,748 | 21,688 |
2014年 | 11月11日 | 11,101 | 10,837 | 21,938 |
2015年 | 11月17日 | 11,032 | 10,842 | 21,874 |
2016年 | 11月 | 8日10,854 | 10,667 | 21,521 |
2017年 | 11月14日 | 10,957 | 10,866 | 21,823 |
2018年 | 11月13日 | 11,361 | 11,177 | 22,538 |
2019年 | 11月12日 | 11,579 | 11,346 | 22,925 |
2020年 | 11月10日 | 10,258 | 10,081 | 20,339 |
2021年 | 11月16日 | 10,328 | 10,204 | 20,532 |
2022年 | 11月15日 | 10,581 | 10,448 | 21,029 |
駅周辺
谷町線は当駅付近から大阪府道42号・179号線・長居公園通に沿う。
前述のように喜連と瓜破の区域境に位置しているが、駅名を地名のように扱い、駅西側の東住吉区住道矢田5丁目付近まで含めて「喜連瓜破(店)」と称する店舗等が少なくない。
商業施設
- イオン喜連瓜破ショッピングセンター(ダイヤモンドシティ東住吉ショッピングセンター跡地)
- ライフ 喜連瓜破店
- スーパー玉出 喜連店
- 洋服の青山 大阪平野店
- AOKI 喜連瓜破駅前店
- ブックオフ 喜連瓜破駅前店
- 喜連瓜破 スポーツクラブ Vivo
学校
公共施設
金融機関
その他
バス路線
最寄り停留所は、地下鉄喜連瓜破となる。以下の路線が乗り入れ、大阪シティバスにより運行されている。
「地下鉄喜連瓜破(駅前)」:長居公園通側
「地下鉄喜連瓜破(南)」:府道179号線側
その他
- 現在では設置例の多い地下鉄駅のエレベーターであるが、日本の地下鉄駅で初めてエレベーターが設置されたのがこの喜連瓜破駅である。身障者団体の要望を受ける形で1980年11月27日の駅開業時に設置された[4]。しかし、2016年に高校生が閉じ込められるなど、老朽化に伴う事故も起き、2018年にリニューアルされた。
- 住之江公園駅から当駅までを結ぶ地下鉄の構想路線(敷津長吉線)が存在するが、建設のめどが立たない状態が続いている。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ “喜連・瓜破コース(約5.8キロメートル)”. 大阪市平野区. 2023年12月3日閲覧。
- ^ a b “喜連瓜破”. Osaka Metro. 2021年4月16日閲覧。
- ^ “路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。
- ^ 毎日新聞大阪発行120年:興す!地域の明日 街づくり 人にやさしいバリアフリー 毎日新聞 2008年11月23日
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 交通に関する日本初の一覧 - エレベーターが設置された日本初の地下鉄の駅として、当駅が記載
外部リンク
- 喜連瓜破駅 - Osaka Metro
固有名詞の分類
- 喜連瓜破駅のページへのリンク