問題の発覚とその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/06 16:57 UTC 版)
「三重県道159号三木里インター線」の記事における「問題の発覚とその影響」の解説
2006年(平成18年)6月、三木里町の住民から「三木里インター線の建設現場から悪臭がする」という指摘から始まった一連の問題で八十川問題とも言う。同年11月26日に第一回三木里インター線搬入土砂問題検討委員会が県の担当者によって開かれ、盛土に尾鷲港の浚渫(しゅんせつ)土や三重県紀北町の船津川災害復旧工事で発生した残土を流用していたことが明らかにされたが、その時は土壌汚染対策法の定める有害物質基準値は下回っており、安全であると説明がなされた。第三回の委員会では尾鷲港の浚渫土を取り除くことと、安全のため代替水脈を探ることが県から提案された。 この件により建設工事は中断を余儀なくされ、2008年(平成20年)4月20日の三木里インター開通までに県道が開通せず、付近の林道を暫定的に当該県道として利用することとなった。しかし、この林道は車両1台分の幅しかないため、信号機による最大5分の片側交互通行が行われしばしば渋滞が発生していた。また、雨量規制区間に指定されたため通行規制(時間雨量20mm/h以上、又は連続雨量80mm以上で通行止)が実施される等、当初期待された熊野尾鷲道路の開通による効果は十分に得られなかった。
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