唐津くんちの3日間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 23:43 UTC 版)
11月2日 宵曳山(よいやま) 午後7時30分、火矢を合図に、たくさんの提灯で飾られた1番曳山「赤獅子」が市中心部の大手口を出発。曳山が各町内で巡行に加わって行く。笛・鐘・太鼓で奏でる曳山囃子(やまばやし)に乗せ、法被姿の若者たちが「エンヤー、エンヤー」「ヨイサー、ヨイサー」の掛け声を夜の町に響かせて行く。宵曳山が現在の形になったのは1966年(昭和41年)以降で、それ以前は前夜祭として各町内がもっと遅い時間帯(深夜帯)にバラバラに曳いていた。 11月3日 神幸祭:御旅所神幸(おたびしょ・しんこう) 祭りのクライマックス曳き込み・曳き出しが行われる。午前9時半、御神輿がお旅所へと向かうのを曳山が先導・護衛しながら市内を巡行する。午後12時に現在の御旅所がある砂地のグランドに1番曳山「赤獅子」を先頭に所定の位置に次々と曳き込まれる。見どころは、重さが2トン以上もある曳山の車輪が砂地にめり込むのをものともせず、所定の位置まで一生懸命に曳き込んでいく勇壮さである。なおこの日は神事の為、赤獅子は頭の上に御幣を掲げ神幸路を清めながら進む。 11月4日 翌日祭 祭りの最終日。前日の御旅所神幸を終え各町内に持ち帰られた曳山が再び唐津神社前に集合。午前10時30分、花火を合図に1番曳山から順番に出発。2日の宵山と同じ市内東廻りのコースをゆっくりと進み、午後12時頃にJR唐津駅前に並べられる。午後3時に同駅前通りを出発して市内西廻りのコースを巡行し、最後に曳山展示場内に曳山が納められ唐津くんちの幕が閉じる。従来は「町廻り(まちまわり)」という名称で呼ばれていたが、2019年より「翌日祭」という名称とすることとなった。
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