品川浦・天王洲地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 07:50 UTC 版)
「運河ルネサンス」の記事における「品川浦・天王洲地区」の解説
2005 年 6 月に推進地区に指定された品川浦・天王洲地区は地元の民間事業者が主体となり、水上レストラン設置による飲食事業や浮桟橋の設置を実施している。また、運河ルネサンス協議会が主体となり、浮桟橋を利用した舟運イベント「しながわ運河まつり」や利用ルールに関する啓蒙活動を実施している。水上レストランの計画地には、都市計画法に基づく「市街化調整区域」と港湾法に基づく「港湾区域」が重層的に定められており、施設設置に際しては、都市計画法に基づく“公益上必要な建築物”による開発行為であり、かつ水域占用許可対象として “物流等の港湾機能を満たす用途”である必要があった。本来、水上レストランは民間事業者による商業利用を目的とした施設であるため許可を得難い事例であったが、観光資源として運河利用を目的とした取り組みであったことから運河ルネサンス事業に基づき柔軟な法制度の解釈がなされることで水域占用が認められた。また、2012年7月には集合住宅ワールドシティタワーズに設置された防災桟橋が運河ルネサンスの桟橋として追加され、チャータークルーズの乗降桟橋として住民などが活用しているほか、2010年10月には天王洲運河にビジター桟橋を設置、屋形船等の運河や港内クルーズ等の発着場所として活用、さらに隣接した公開空地では毎年4回、天王洲アイルのキャナルフェスが盛大に催されるなど、様々な水域活用の取り組みが進んでいる。 水上レストラン、浮体式飲食施設 集合住宅に設置された桟橋
※この「品川浦・天王洲地区」の解説は、「運河ルネサンス」の解説の一部です。
「品川浦・天王洲地区」を含む「運河ルネサンス」の記事については、「運河ルネサンス」の概要を参照ください。
- 品川浦・天王洲地区のページへのリンク