呼称の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 14:04 UTC 版)
清代、広東省(粤)の人々は星条旗を「花旗」と呼んだ。 1784年、アメリカ合衆国から中国に派遣された初めての商船である「エンプレス・オブ・チャイナ号」 (Empress of China (1783)) が広州に到着した。当時の中国には、星条旗のカントンに描かれた「☆」の形状を「星」とする認識がなく、広州の人々はこれを花であると認識して「花旗」と呼んだ。 魏源『海国図志(中国語版)』(1841年)の第60に所載の「萬國地理全圖集」には「花旗國……因船插星旗、廣東人謂之花旗」という記述があり、徐継畬『瀛寰志略(中国語版)』(1849年)には「亞墨利加大國也、因其船掛花旗、故粤東呼花旗國」との叙述がある。漢文で記された書籍は漢字文化圏に広まり、日本でも『海国図志』や『瀛寰志略』が読まれた。
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