呼び方の派生について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 01:04 UTC 版)
「厨房 (ネット用語)」の記事における「呼び方の派生について」の解説
厨房は、単純に「厨」と略されたり、「○×厨」「○×房」と個別化、特定化に用いられることもある。一昔前の「Xキチ」(X気違い)とほぼ同様の用法で使われていると考えるとわかりやすい。また本来の意味から派生し、小学生を消防(小坊)、高校生を工房(高坊)、大学生を大坊と呼び習わすこともある。 学校や会社などの長期休業期間に、電子掲示板にこの種の言動を示す新参者が増えるとして、春厨(春休み)・黄金厨(ゴールデンウィーク)・夏厨(夏休み)・冬厨(冬休み)・栗厨(クリスマス)のように形容される場合がある。 また、それに対して「もう夏休みか」などと過剰な反応をする人間を夏厨厨などとも呼び、これをまとめて季節厨と呼ばれている。最近では全てが新参者とは限らないとしてただその季節に現れる厨房という意味になりつつある。 厨房がすべての年齢の「厨房的な人」を指すが、これとは対照的に、本物の中学生で、且つ厨房な者のことを「リアル厨房」(省略してリア厨共)称することがある。現在は自分の中学生時代を自虐的な意味を込めて使う場合も多い。「リア充」(リアル充実)はここから派生して出来た単語である。 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う福島第一原子力発電所事故ののち、ネット上では事故の危険性を過剰に訴える立場を危険厨、安全性を過剰に訴える立場を安全厨と呼ぶレッテル貼り合戦が起こった。同事故に関して、このような中間性を欠いた極端な対立・レッテル貼りの図式自体は、論壇誌など2ちゃんねる以外の真面目なメディアでも見られたという。
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