周辺光量の低下とは? わかりやすく解説

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周辺光量の低下

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 03:38 UTC 版)

口径食」の記事における「周辺光量の低下」の解説

一般的な写真レンズの周辺光量の低下には、大きく二つ原因がある。 一つは、写真レンズ絞り通った光束断面絞り形状近似的には円形)になるはずであるが、光軸に対して一定上の角度をもって入射した光に対しては、絞り前後レンズの径などに制約され円形でなくレモン形や月が欠けたような形状になることがある。この現象開放絞り付近周辺部での光量低下するという影響として現われる絞りを絞ると軽減する。これが口径食である。付随して開放絞り付近画面周辺部点光源ボケ像が円形ならない現象発生することもあり、この点光源変形について言うことも多い。 英語ではこの現象をヴィネッティング "vignetting" と呼ぶが、周辺光量の低下全体も(広義の)"vignetting"であり、この現象のみをさすには"optical vignetting" と呼ぶ。 もう一つは、レンズへの入射角によって光量コサイン4乗則(cosine fourth law)によって変化することに起因する。これは絞りを絞ることとは関係しないレンズの本来の設計上の問題以外に、周辺光量の低下は、後述のような不適切アクセサリ等使用で起こることもあるが、この場合にはもっぱらケラレ」と呼ぶ。

※この「周辺光量の低下」の解説は、「口径食」の解説の一部です。
「周辺光量の低下」を含む「口径食」の記事については、「口径食」の概要を参照ください。

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