吸血怪獣 ギマイラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 02:52 UTC 版)
「ウルトラマン80の登場怪獣」の記事における「吸血怪獣 ギマイラ」の解説
第17話「魔の怪獣島へ飛べ!!(前編)」、第18話「魔の怪獣島へ飛べ!!(後編)」に登場。 20年前に星沢子一家が乗った宇宙船を襲撃し、そのまま降り立った潮風島を支配した宇宙怪獣。普段は島の岬にある洞窟に潜んでおり、人間の思考能力を麻痺させる霧(催眠霧、催眠ガス)を放射し、触手状の舌を伸ばして人間の首筋に巻きつけ、人々の生き血やエネルギーを啜って力を溜める。そのため、潮風島の島民の首筋には吸血鬼に噛まれたような傷跡があり、血を吸われた人間はギマイラにコントロールされる。典型的な恐竜型の怪獣であるが非常に高い知能を持ち、咆哮で他の怪獣を操って配下の怪獣2匹と敵を戦わせ、自分は高みの見物を決め込むという狡猾な一面を持つ。また、怪獣としてのパワーも桁外れに強く、エネルギーが不完全な状態にもかかわらず80を追い詰めるほどの強靭なスタミナと、はるかに上回るパワーで圧倒する。しかし、ラブラス(=イトウチーフ)の捨て身の援護を受けた80に隙を突かれ、投げ飛ばされて怯んだところをウルトラムーンサルトキックで粉砕された。 武器は鋭い爪と鼻部に生えている角。角から破壊光線(高圧電流)を放ち、突き刺すという戦法を得意とする。口から吐く白いガスには、毒ガスとしての効果だけでなく戦闘機などの無機物を破壊する二重の効果がある。また、長い舌は吸血だけでなく相手の身体に巻きつけての電撃も可能。さらには人間を怪獣化させる怪獣化光線を放ち、イトウチーフを怪獣ラブラスに変化させている。イトウチーフ以前にも星沢子の父を怪獣化させて殺害しており、彼のように怪獣化された人間は死ぬまで元の姿に戻れないことが描かれている。 デザインは山口修が担当した。 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、百体怪獣ベリュドラの右手を構成する怪獣の1体となっている。
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