名前詩の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/29 00:24 UTC 版)
名前で作る詩は折句が基本となり、「伊勢物語」が書かれた平安時代にはすでに存在していた。 漢詩や西洋の文化までみるとたどり着けないほどの歴史があると推察される。 また江戸時代には雑俳として流行していた記録も残されている。 近代では昭和を代表する詩人、谷川俊太郎も名前を使用して作る詩『折句』を手がけいる。 人物名を題材とした折句を「名前詩」と呼称するようになった歴史は比較的浅く、昭和初期に入ってからである。戦後発行されている東京玩具商報にて「お名前詩」というコーナーが連載されており、著名人の名前で作られた名前詩が毎号掲載されている。 1980年代には、国語教育の題材として注目され現代科学国語教育などの教育雑誌にも度々取り上げられている。 その後、贈答品として人気が出始め還暦や米寿などの長寿祝いの他、結婚式での両親贈呈や金婚式、出産祝いなどに利用されている。
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