雑俳とは?

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ざっ‐ぱい【雑俳】

本格的俳諧に対して雑多形式内容をもつ遊戯的俳諧総称江戸中期流行前句付け・冠(かむり)付け折句(おりく)・沓(くつ)付け川柳など。ぞうはい


ぞう‐はい〔ザフ‐〕【雑俳】

ざっぱい(雑俳)


ざっ‐ぱい【雑俳】

〔名〕

雑体俳諧本格的俳諧に対して形式内容ともに雑駁(ざっぱく)で、遊戯化した俳諧をひろく称していう。

滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「雑俳(ザッパイ)の点者抔(など)に見せたらわかりませう」

蕉門以外の諸派俳諧をさしていった語。

俳諧・青根が峯(1698)俳諧自讚之論「此論は雑俳の事にあらず、芭門骨切弟子の上也」

お粗末の意。主に寄席芸人仲間でいう。

[語誌](①について) (1)江戸時代初期俳諧前句付点取り遊びになって独立し、京都をはじめとし、大坂江戸にも流行元祿六、七年(一六九三‐九四)頃、笠付(かさづけ)を派生して諸国に及んだ。享保(一七一六三六中期以後盛んとなり、三都及び都鄙において様々な形式のものが行なわれた。川柳これからはずしていう場合もあり、また、都々逸(どどいつ)などまでも含めていう場合もある。明治以降二、三種のものを除いてほとんど行なわれなくなった。
(2)「続耳勝手」(一七六六)で、前句付笠付に代表されるものを「雑俳」と称したのが古く、これ以降広く用いられた。


雑俳

読み方:ザッパイ(zappai)

俳諧から出た簡単卑俗前句付冠付笠付などの小詩形通俗文芸の総称


雑俳

読み方:ざっぱい

  1. 漫才グループでは、この言葉お粗末と解して、それで喋つておる。

分類 芸能

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雑俳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/14 01:32 UTC 版)

雑俳(ざっぱい)は、俳諧から派生した発句・連句以外の各種雑体の二次的俳諧の総称。長短両句を題にした二句一章形式の前句付を主流とし、そこから五音を題として十二音を付ける笠付、句の始めに二音・三音を折り込む折句、付合を重視する場付、川柳風狂句など様々な形式を含む。


  1. ^ 岡本勝・雲英末雄 『新版近世文学研究事典』 おうふう、2006年2月、384-385頁。 
  2. ^ 山田俊雄「近世常用の漢字 : 雑俳『新木賊』の用字について」『成城文藝』第105号、成城大学文芸学部、1983年12月、 1-120頁。
  3. ^ 西譲二「雑俳における漢字使用状況 : 『青木賊』の場合」『成城文藝』第112号、成城大学文芸学部、1985年10月、 73-123頁。
  4. ^ 鈴木久美「雑俳と噺本 -後期軽口本を中心に-」『国文学研究』第151巻、早稲田大学国文学会、2007年3月、 93-103頁。


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